最終更新:2007/10/25

このページは動作検証環境のWindows 2000 Pro SP4においてインストールした時のメモ書きである。 当方はこの方法により実行してハード障害など物理的損害がでようと一切保障しない。 また、この項目に関する質問は基本的に受け付けない。 起動しなくなる事も考えられるので当然ながら重要なデータは予めバックアップするべきである。 各自の自己責任で実行して欲しい。


ATI Catalyst 7.10をインストールする

準備としてSP4およびWindowsUpdateで最新状態にしていなければいけない。 Catalystを利用するにあたり必要なものは.Net Framework 2.0, DirectX 9.0c である。 以前のバージョンをインストールしてある場合は、 コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」から ATI Display Driver, ATI Catalyst Control Center の両方をあらかじめ削除して再起動しておく。

DirectX ダウンロードページからdxwebsetupをダウンロードしてDirectXの最新版をインストールする。

http://www.microsoft.com/japan/windows/directx/default.mspx

AMDのサイトよりXP版最新ドライバをダウンロードする。 当方のチップはX1950なので Windows XP Professional>Radeon>X1950 を選択した。 日本語版のCatalystを利用したいので、Optional Downloads の Individual driver download packages をクリックする。 language:のプルダウンメニューからJapaneseを選択する。 Display Driver および Catalyst Control Center (Japanese) をダウンロードする。

http://ati.amd.com/support/driver.html

ダウンロードした 7-10_xp32_dd_53250 を実行する。 Free Games Offer, Earthsim のチェックは必要ないので外しました。 そのまま進めると、InstallShield がエラーで止まりますので、OKで終了させる。

C:\ATI\SUPPORT\7-10_xp32_dd_53250\Driver
INSTALL.INI
  8行目[WINXP]を[WIN2K]に変更する。
CX_53250.INI
  19行目OS=WIN_XPをOS=WIN_2Kに変更する。
  61行目[WINXP]を[WIN2K]に変更する。
 202行目[WIN2K]を削除する。

C:\ATI\SUPPORT\7-10_xp32_dd_53250\Driver\XP_INF
CX_53250.inf
  32行目[ATI.Mfg.NTx86]を[ATI.Mfg]に変更する。

変更が終ったら、C:\ATI\SUPPORT\7-10_xp32_dd_53250\Driver\Setupを実行する。 変更が正しくできていればXPドライバがインストールされるので再起動する。

WindowsUpdate の 「カスタム」 から 追加選択(ソフトウェア)内にある 「Microsoft .NET Framework 2.0 : x86 (KB829019)」をインストールします。 セキュリティパッチがあるので、もう一度 WindowsUpdate をかけて 「高速」 でいれます。 指示に従って再起動します。

7-10_xp32-64_ccc_lang1_53251 をインストールします。再起動します。

以上でXP最新ドライバおよび Catalyst Control Center 日本語版 が利用できるようになります。


Virtual PC 2007を利用する

Virtual PC 2007の32ビット版をダウンロードしてくる。

http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/default.mspx

ダウンロードしたsetupからインストールファイル(msi)を取り出しOSチェック部分を削りインストールする。 具体的な手順はこちらを参考にして欲しい。XP Home への手順であるが 2000 も同様である。

http://grandstreamdreams.blogspot.com/2007/01/microsoft-virtual-pc-2007-rcrunning-on.html

ここで利用するOrcaというツールはWindows Platform SDKに含まれているのでそちらを既にお持ちであれば、 C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Bin\Orca.Msi にあるのでこれをインストールすればよい。

簡単に書いておくと、setup.exe /c /t .\ でカレントディレクトリに展開し、Orcaを使って、 Custom Action にある CA_CheckIfWeCanInstall を右クリックの DropRow で削除して保存する。

保存したmsiを実行すると、デフォルト言語が英語でインストールされるが動作には問題ない。 初期ウィザードをキャンセルして、File>Options>Language で Japanese に変更して、OKを押して終了する。 再度起動するとメニューなども日本語で表示されるようになる。

Windows 2000 Pro SP4 で動く Virtual PC 2007
※このSSはVPC内でFreeBSD6.2を起動させて、無限ループのプログラム(a.out)を実行した状態である。 Windows 2000 Pro は2CPUのみ認識できるのでQuadコアのうち2個が利用できる。